「先輩、甘えるってなんですか?」
「子供扱いしないでください。」
幼なじみ。




人気者。




スポーツ万能。




男子の憧れ。




女子の王子様。




でも、




私にとっては迷惑な人。




「沙代ーーー!!」




「何?こんなに近くにいるんだから聞こえてるけど。」




「沙代が冷たい態度取るからじゃん!ねぇーねぇー、沙代。聞いてよっ!!沙代ー?沙代ー?沙代ちゃーん?」




はっきりいってしつこい。




私は聞こえているけどめんどくさいから完全無視。




さっきからうるさいのは幼なじみの鳳駕。




家が隣同士で幼稚園に入る前から中学の今までずっと一緒。




私より2歳も年上なのになんか子供みたい。




本当に実乃里(みのり)と大違い。




実乃里は鳳駕の妹で、歳は私と一緒。




鳳駕と違って、優しくて頼りになって面倒見がいいお姉さんみたいな性格。




お兄ちゃんのくせにヘラヘラしてって思うけど。




「お兄ちゃん!沙代が迷惑してるでしょ!!毎日毎日懲りないなー。」




私の横で実乃里が鳳駕を睨む。




中学校からの帰り道、たまたま高校から帰ってきた鳳駕と会った。




せっかく二人で帰れると思ったのに邪魔されたのが実乃里は嫌だったみたい。


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