「先輩、甘えるってなんですか?」
私はずっと嘘笑いをするようになった。




というか、本当に笑えなくなった。




笑いたいのに、笑えない。




実乃里も、そんな私に気づいていると思うけど、何も言わない。




鳳駕は合格したけど、ずっと勉強を頑張っている。




私は、




結局何をしたいの?




両親何をしてもらいたいの?




いつまでもぐちゃぐちゃ考えたままの自分に腹が立つ。




いつものように家を出て実乃里と鳳駕と学校に向かう。




「おはよー、沙代。」



「おはよー。寒いねー、今日も。」




「そーだねー。」




「なんなんだ。お前らの会話。」




ヘラヘラして話している私たちに呆れ顔の鳳駕。




でも冬になるとそうなっちゃうよねー。




「お前らその調子でいいのかー?明日から学校休みだぞー?」




「何言ってるのお兄ちゃん。冬休みは遊ぶためにあるんだよ。」




実乃里、それは違うと思う。




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