キミに手を〜『好き』の二文字を言えるその日まで〜
5章目〜光の栞

Eighth New Winds

時間は少し巻き戻って、

中学2年生の冬。

私が相談室という居場所を見つけてしばらく経った頃...。

『こんにちは~』

いつもと同じように相談室の扉を開ける。

『あぁ、相川くん いらっしゃい』

私を笑顔で迎えてくれるのは、相談室に常駐している

草野由依(ゆい)先生。
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