イケメンヤンキーに溺愛された臆病ウサギちゃん〜番外編〜
なによ、それ。



わたしがどれだけ勇気だしたのか
わかってるの?


「歩斗のバカ!やっぱりわたしのこと可愛くないって思ってるんだね⁉︎」



ーーードンッ!



勢いの如く歩斗の体を突き飛ばした。
少しだけよろめく歩斗。



「ばかっ……」



柄にもなく涙が溢れ、水滴を拭いながら走り出した。



「聖恵!待てよ!」


やだやだ!


追いかけて来ないでっ!


追いかけてくる歩斗から必死で逃げるわたし
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