シンシアリー

知ることからつながる

レティシア姫が初老の教師・スファイトスから勉強を教わり始めて約１年後。
今度は乗馬の練習を始めた。

『レティシアよ。勉強の方はどうだ？』　
『学ぶことはとても楽しいです。それに毎回、何か新しいことを知ることができるのは、とても嬉しいです。お父様、私にスファイトス先生をつけてくださって、どうもありがとうございます』
『うむ。それは良かった。其方は勉強がかなり良くできると、スファイトスも申しておったしな・・。レティシア、褒美として其方の欲しいものをあげよう。何が欲しいか？』
『・・・でしたら一つだけ。お父様、私は乗馬の練習がしたいのです』