オカマの恋






彼と出会ったのは……

たまたま寄った、ガソリンスタンド






仕事の都合で他県に行くことがあって

その帰りに、ガソリンがきれかけていたから近くのガソリンスタンドに立ち寄った



ワタシは、車を停めると
すぐに店の人がワタシに近づいてきた









「いらっしゃいませ」









ワタシは、車の窓を軽く開け店の人を見た

店の人は、軽く頭を下げニコリと微笑んでいた









「………っ////!!」










苦笑いでも愛想笑いでもなく、見てて気持ちいい笑顔……


その何とも言えない笑みにワタシは一瞬で虜になった







笑顔を向けている彼は……

まだ幼さがあり、高校生くらいだとワタシは思った










「あ、あの……ま、満タンでお願いします…」



「はい、かしこまりました」









ワタシがそう言うと
彼は、またワタシに心地よい笑顔を見せ離れて行った










や、ヤバいヤバいヤバい〜!!!



超可愛い…っ////!

いや…カッコイイ?



もぉ!素敵すぎ!

なに、あの子!



あんな笑顔をワタシに見せて……

ワタシを誘惑するつもり!?






……………お、落ち着いて、ヨッシー…

落ち着くのよ…



見て!あの子は、高校生……

しかも、ノンケ……よ





こんな…見た目オジさんのワタシを好きになってくれるはずないわ!

好きになってはダメよ!



絶対にダメ!

好きになったところで気持ち悪がられて嫌われるだけなんだから…!



で、でもぉ……









「お待たせしました
レギュラー満タンで、5000円になります」


「………」キューン////!!!!









す、素敵すぎる!!

この笑顔……っ!


すごくカッコ可愛い!!





もぉ!

好きにならないなんて無理よ!



す、好きー!!!





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