お見合い結婚時々妄想
序章
最近ひっきりなしに舞い込んでくるお見合い話


なにより、母が焦っていて
「修司(兄)も昇司(弟)も無事に結婚して、残ってるのは祥子、あんただけなんだからね!
あんたの花嫁姿を見るまでは、天国のお父さんにも合わせる顔がないわ」


とまあ、うんざりするほど言われ、何回かお見合いしてみたけれど、これと言っていい人とは出会わず、母にも


「お父さんには毎日ちゃんと『ごめんなさい』って手を合わせて謝っとくから、もう放っておいてよお母さん」


と適当にあしらっていた
そんな時、懲りない母が持ってきたお見合い話



これが最後だと心に決めて、期待もせずに会ったその人は、今まで会った人達とは、何かが違う


何より私の悪い癖、妄想ワールドへトリップしているのを見ても


「お帰り」


と言って、優しく微笑んで待っていてくれた


そしてこの人と結婚することになりました
< 1 / 53 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop