同期のあいつと私の家族
「りょうまにぃ!はやく行こうよ!」
ご飯を食べて早々に沙羅が須佐の手を引っ張る。
「沙羅、まだご飯食べたばかりでしょ?もう少し休憩してからでも「やーーーだ!」
先ほどの蒼空に続き今度は沙羅が駄々をこね始めた。
「沙羅、兄ちゃんと一緒に行こ?」
「.......ほんと?」
「あぁ。あとで稜馬と合流しような?」
「うん!今は疾風にぃで我慢する!」
「我慢するって....」
沙羅からの言葉に少しショックを受けている疾風。
「蒼空も行くか?」
「いく!」
「じゃ、俺も行く。姉ちゃんと稜馬は少し休憩しときなよ。」
