* switch *
午前中の仕事は時間が過ぎるのが早く、今は昼休みで志木君と一緒に社食に来ている。


「あっ朝倉さんだ。今日は来ているんだ。やだ、顔やっぱ可愛い///お人形さんみたい…」


とあちらこちらで 私の噂をされていて ちょっと居ずらい雰囲気に感じる。


「朝倉は 休んでた間どうしてたの?」


「それがね…旅行に行って帰って来たら…パパラッチに見つかっちゃって、変装してまた別の場所に移動したの。

だけど、今日朝パパラッチに見つかったから どうしたらいいのかなって思っている…」


「そっか、じゃあさ俺の家においでよ。実家なら 捜査網から多分外れているだろ?」


「それか、俺のマンションに来る?…久しぶり、朝倉さん 最近TVで引っ張りだこのようだね。」


「お久しぶりです長谷川さん、相変わらずチャラいですね。絶対あなたのところには、行きませんから安心して下さい。」


「なぁ、俺に対してキツくない?ハハ…」


「私も人に慎重になっているんで、今は尚更ですよ。おかしな人には近付かない方が安全だと思いません?」

「あれ、俺未だに朝倉さんにとって危険人物No.1?」


「長谷川さん、今ですら大変な朝倉に ややこしい提案とかやめてもらいます?」


何だかんだと、話ながらの昼休みは楽しくて、久しぶりに笑って過ごせた。


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