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玄関のチャイムが鳴り 翔君が迎えにやって来た…

朝から見る翔君はレアだ。…にしても、翔君は朝1から爽やかなイケメンさん。

「月夢ちゃんおはよう。」と眩しいキラキラスマイルを浴びて 朝からラッキー!

早く朝ごはん食べて用意しなきゃね。翔君を待たせたら失礼だから…

「翔、今日から俺の代わりに月夢を頼むな…出来たら 会社終わりも迎えを頼めないか?月夢の可愛さが今日なんか駄々漏れで、俺心配で仕事に集中出来そうにないからな…」

お兄ちゃん 大袈裟だよ…聞いてるこっちが 恥ずかしいから やめてよ…と思っていると…

「///そうだな…月夢ちゃん超ヤバイ…。そこらのアイドル余裕で越えてるな…変な奴に目をつけられたら困るから…わかった。送り迎えは任せて、俺SP並に月夢ちゃん守ってみせるよ…」

///ドキン…翔君が私を守るなんて…お兄ちゃんには悪いけど、出張1週間程延期で行って欲しいな…なんて思った事は内緒…

翔君が先にお兄ちゃんを駅まで送り 今は二人きりの車内。ちょっと緊張する私がいる。

「月夢ちゃん、仕事終わったら連絡入れてくれる?俺の職場から月夢ちゃんとこの職場まで車で15分位だから、その間少し待ってて貰う事になるけれど大丈夫かな?」

「翔君、そんな少し位待つのなんて全然大丈夫だし…迎えに来て貰えて 嬉しい///」

「///そう?なら良かった…」

車が私の職場前で止まり、翔君が急いで降りて私の後部席のドアを開けてくれる

「///姫、お手をどうぞ…」

ドキドキ…

「///翔君恥ずかしんだけど…」

「///1度こうゆうのしたかったんだよ…早くして。もっとこっちは恥ずかしいから…」

翔君の手を持って 車から出る。私きっと 顔が真っ赤だと思う…

「月夢ちゃん その可愛い顔 早く直してね…」

と翔君は何を思ってか 私の頬にチュッとキスを落としニッコリ笑う…

「///なっ…」

「月夢ちゃんが可愛いから悪い…ごめんね。クスッ」

絶対悪いと思ってない…翔君何だか悪い顔で笑ってるし…

「じゃあ俺行くね。帰り連絡入れて、月夢ちゃん行ってらっしゃい」

「///行って来ます…」

翔君は車に乗り 行ってしまった…残された私は 茫然としながら さっきより熱い顔をパタパタと扇ぎながら 職場のエントランスに急いで入って行くしかなかったのであった…



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