* switch *
土曜日の朝8時に起きると お兄ちゃんは仕事に行って居なかった。朝御飯が机に用意されていた。

翔君との待ち合わせは10時だ。翔君からLINEが来た。

〝月夢ちゃんおはよう。もう起きた?〟

何か カレカノみたいな感じに朝からテンションが上がる。

〝翔君おはよ。起きて今ご飯食べてるところ〟

〝俺用意が出来たから 結弦居ないなら迎えに行くけど?〟

キャア…私はまだ用意出来てない…でも 翔君に早く会いたい///

〝お兄ちゃんは いないよ。けど私がまだ用意出来てない…〟

〝ゆっくり向かうよ…〟

〝ありがとう〟

急いで 用意をする私がいる。だって…翔君と初めての休日デートだから…

まだ一度も袖を通した事のない 新しい可愛い上下のセットアップを来て 髪を緩く巻く。シュシュで軽くサイドを止め、メイクも可愛く出来たかな?ミュールに鞄もOK。

全身を鏡でチェック。うん、大丈夫みたい。翔君に少しでも 可愛く見られたいから…

ピンポンがなり、インターホンに写る私の好きな人…

今から私はデートに。キュンキュンと胸が跳ねて 背中には羽まで付いてる感じで軽い…

ガチャ…

「///月夢ちゃん…スゴく可愛い…」

「///翔君…お洒落だし格好いい…」

スーツではない私服の翔君。部屋着のスェット以外の翔君を初めて見た私は胸をズキュンと撃ち抜かれた…

「///そんな顔しないで月夢ちゃん。俺襲っちゃうよ…クスクス。」

襲う?私を?翔君が?
ないない…もぅ…

「用意は出来ているなら 行こうか?」

はい…と手を差し出す翔君。自然と繋がれる手。デートって 本当はこんな感じなの?


フワフワと夢みたいなリアルに 顔も体もヒートアップして 熱い顔を隠して 翔君に付いて行った…




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