* switch *
「おいで月夢…」

え~さっき話の流れで今?まさか…

全然嫌じゃない私がいる訳で、モジモジしていたら 翔君が私をグイッと引き寄せた。

「月夢…」

何でそんな切なそうな顔をするの?私が好きな人じゃないんでしょ?翔君は すごくズルい人だ。好きな気持ちが溢れそうになる…

優しく抱きしめられている。翔君の胸の音と私の胸の音が ドキドキと世話しなく動いてる。はぁ…今幸せだ。

顎に手を置かれ少し上げられ 翔君の長い睫毛が伏せられるのが見えて 自然と目を閉じると柔らかい唇の感触がする。

ちゅっ と音がした。

直ぐにまた唇はくっついて…息が苦しくなって口を開けると 舌が入って来た。初めての感触に戸惑うものの、頭がとろとろになって…止まらない口付けに されるがままになっていた…

「///あ~やばいな…目を開けると月夢がいる。可愛いな…その目、俺以外に見せるの禁止。キスも禁止。出来る?」

///どんな顔なの私?でもキスして目を開けても翔君のままは初めてですごく恥ずかしい。直ぐに顔を隠したいから 翔君に抱きついた…

「///こらっ。そんな可愛い事されたら、俺抑えきかないんだけど…」

こっそり翔君のズボンを見た私は…やっぱりと思った。盛り上がっている?!

私にでも反応するんだ…翔君辛くないのかな?とは思ったけれど、自分からあの行為は到底無理なミッションだから、見なかった事にした。

またキスをしてくる翔君に…抗えるはずもなく、飽きる事なく口が腫れた様な感覚になるまでキスの時間が続いた。

「///月夢…今度はいつ会える?」

キュンと胸の奥がなる。今度?毎日でも ずっと一緒にいたいよ…

「///翔君、私はいつでもいいよ…」

「///どうしょう?またキスしたいんだけど…」

え?翔君そんなに ベビースモーカーだった?口寂しいんの激しいのかな?

「///もう今日はダメだからね…翔君キスし過ぎだよ…」

「///月夢が俺を苛めるとは…」

クスクス笑いながら 魅惑的な翔君の顔が近付き 唇にキスをする。

「隙あり。他のやつには簡単にさせたらダメだからね…」

「///そんな 私にキスしたい人なんて、翔君ぐらいなんだから 大丈夫だよ。」

はぁ~とため息を翔君につかれる。

「///もうこれだから月夢の事心配なんだよな…」

心配されるのもおかしいと思いながら…

「ほら、今から送るから準備して。遅くなったら 結弦がうるさいからな…」

「翔君も 今日お家に泊まればいいのに…」

「これ以上、俺を翻弄させないでよ。今日は帰らせて///」

何だか困り顔の翔君を見るのは珍しいなと思いながら、帰る準備をして、車に乗り込んだ。


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