光の向こう側へ
新しい生活
部屋に元々物があまりない
買うお金もなかったけど物欲もなく必要最低限でよかった


「荷物こんなけ?」
「はい」

荷物が少なかったから片付けも早く終わり、すぐにタワーマンションに移動して荷物をマンションまで運んだ
タワーマンションの最上階のお部屋だった
どこまで金持ちなんだよ!!!!


これから新しい生活が此処で始まる。お高いお部屋だけあって防犯対策も万全で安心して生活を送れそうな雰囲気のマンションだった


「これで終わりだな」
「はい!」

こんな豪華なお部屋を使わせてもらっていいのか、お金のこととかどうしたらいいのか新たな不安が出てきた


「どうした?不安そうな顔してる」
「聞きにくいんですけど…自分から言っててなんですが本当にここで生活してもいいんですか?お金払わなくていいんですか?」

到底自分が払えるような額の部屋ではないだろうけど。。。


「いいんだよ。これで心配事が一つ減った」
「へ?!心配事あったんですか?」

心配事って一体何??

「まあね」

気になって心配事ってなんだったんですか?って何度も聞いたけど最後まで教えてくれなかった


「連絡先登録しといてな!何かあったらすぐ連絡、約束な!」
「はい!」

朝から片付け夕方にはすべて終わった。


「お腹空いたなーご飯食べいこう!」
「はい!」

ほっとしたらお腹が空いてたみたいでご飯というワードを聞いて急にお腹が鳴った。


「あはは!早くいくぞー」
「はーい!」

車に乗り込み何処かへ向かった



こういうの初めてだな。。デートみたい


「何食べたい?」
「んー」

聞かれたことが今までなかったから困った


「じゃあ嫌いな食べ物あるか?」

ちゃんと嫌いな食べ物とか聞いてくれる紳士


「ゴーヤが嫌いです」
「了解!お子ちゃまなんだなー」

にやっと笑う彼は自分より7つも上なのに凄く子供ぽく無邪気に可愛く笑う人だった。




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