ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
「どうした?」

「隣のテーブルの女性たちが俺達をスマートフォンで撮ろうとしてるので、少し注意をしに」

「そうか…いいじゃないか…」

「良くはありません!!敦司さん」

プリンス様が私達のテーブルに来た。
野原先輩はバックにスマートフォンを慌てて押し込んだ。

「君達は『花菱金属』の…」

プリンス様は私達の制服を見て気づいた。

「プリンス様・・・」

「その呼び方は…」
彼は眉を少し顰め、嫌悪感を示す。
「プリンスとは誰のコトだ?康秋のコトか?」
元総理は振り返り、笑っていた。

「私…『スターファイブ』の大ファンだったんです…」

野原先輩は積極的にプリンス様に話し掛けた。
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