ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
「失礼します」

俺と璃愛の物語のエンディングは此処で迎えるはずだったが。
彼女は妊娠してなかった。

「あの・・・康秋さん」

「何?」

「康秋さん、勘違いしてる思いますが…私と康秋さんはあの夜…何もしてませんよ」

俺はその言葉に反論した。

「だって、璃愛は初めてだって…」

「それは男性と朝までベットで寝たのが初めてという意味です」

「じゃいっぱいは??」

「いっぱいは…何もしてませんけど…いっぱいキスはしました…という意味です…」

「全部俺の勘違い?
俺と璃愛はまだキス以上のコトはしてないのか??」

「康秋…」

俺と璃愛の間に敦司さんが割り込んで来た。

「結果は?どうだったんだ??」

「・・・赤ちゃんはデキてませんでした…」

「・・・そっか…そっか…」

敦司さんは何処か残念そう。

マジで俺の子(孫)の誕生を楽しみにしていたのか?
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