誠の華−ヒルガオ−

ヒルガオ






仲間と共にありたい一心で登った京では


悲劇の連続だった


ただみんなといたかっただけなのに


紡いだ糸が解けていくように


私の前から人が消えていく


時代の波には


刀や槍で争う事は出来ず


私達は荒波に呑み込まれ


悲しみと苦しみに溢れる日々を過ごす


私達は引き返せないところまで


来てしまった


夢を見ていた私達は


目が覚めたとき


どんな選択を迫られるのだろうか



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