約束の代償
守くんは、
今来たばかりではないくらい
頬が冷たそうに赤くなっていた。


「寒いのに、どうしたの?」
守くんのほっぺたを手で包んだ。



「瞳のこと好きになったんだ。
俺と付き合ってくれないか?」

ほっぺたを包んだ私の手を、そっと両手で包み返して守くんは言った。


「私も、好きだよ」

コクン…と頷いた私を
優しく大きな両手で抱きしめてくれた。



モモちゃん!
大好きな守くんに告白されちゃったよ!

本当に嬉しいよ!

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