彼と恋のレベル上げ(10/6おまけ追加)
今日のルートの中に、私が外回りに同行するきっかけになった一番新しい店舗もあった。
オープンして五ヶ月ほどになるその店舗の売り上げは伸び悩んでいて店長からもよく連絡が来ている様子。
もっとも店長がよく連絡をしてくるのはそれだけの理由じゃないようだけど……
「桃ちゃん。お昼いこ」
「え?もうそんな時間ですか?」
望亜奈さんに声をかけられてお昼時間になったことを知らされる。
パソコン相手に眉間にシワを寄せている主任にお昼を伝えて、外に出た。
「桃ちゃん、今日は外回りなんだー」
「そうなんです。早速着てきちゃいました」
「メイクがちょっと大人しすぎる気もするけど……」
「や、でも外回りですから」
思ったとおり。
望亜奈さんに地味って遠回しに言われた。
だって大人メイクなんて知らないもん!
「派手にしないから、ロッカー戻ったらちょっとだけいじらせて?」
「はい!お願いします」
「それと、やっぱり合宿しないとね」
「お酒用意しておきますね」
たった二歳違いなのに、望亜奈さんはやっぱりお姉さんで。
頼りになるなぁ
ランチを終え、少し早めに事務所に戻って望亜奈さんが私のメイクの手直し。
チークとシャドーをかえただけなのに、それだけでスーツにぴったりの顔が出来上がった。
魔法のように。
「望亜奈さん。美容部員かなんかですか……」
「これぐらいはねー」
「言ってみたいです……」
「じゃ、桃ちゃん頑張ってね」
「ありがとうございます」
気合を入れなおして午後からも頑張ろう。
オープンして五ヶ月ほどになるその店舗の売り上げは伸び悩んでいて店長からもよく連絡が来ている様子。
もっとも店長がよく連絡をしてくるのはそれだけの理由じゃないようだけど……
「桃ちゃん。お昼いこ」
「え?もうそんな時間ですか?」
望亜奈さんに声をかけられてお昼時間になったことを知らされる。
パソコン相手に眉間にシワを寄せている主任にお昼を伝えて、外に出た。
「桃ちゃん、今日は外回りなんだー」
「そうなんです。早速着てきちゃいました」
「メイクがちょっと大人しすぎる気もするけど……」
「や、でも外回りですから」
思ったとおり。
望亜奈さんに地味って遠回しに言われた。
だって大人メイクなんて知らないもん!
「派手にしないから、ロッカー戻ったらちょっとだけいじらせて?」
「はい!お願いします」
「それと、やっぱり合宿しないとね」
「お酒用意しておきますね」
たった二歳違いなのに、望亜奈さんはやっぱりお姉さんで。
頼りになるなぁ
ランチを終え、少し早めに事務所に戻って望亜奈さんが私のメイクの手直し。
チークとシャドーをかえただけなのに、それだけでスーツにぴったりの顔が出来上がった。
魔法のように。
「望亜奈さん。美容部員かなんかですか……」
「これぐらいはねー」
「言ってみたいです……」
「じゃ、桃ちゃん頑張ってね」
「ありがとうございます」
気合を入れなおして午後からも頑張ろう。