彼と恋のレベル上げ(10/6おまけ追加)

「ほんとは帰りに渡そうと思ってたんですけどね」


リビングに戻ってくると主任はそう言って座っている私の首に後ろから掛けてくれたのはネックレス。


「モモが俺のって印。今はまだそれで我慢して。ちゃんとしたのは今度」


それは鎖に通されたリング。

「ほんとはここにつけて欲しいけど、色々またうるさく言われるだろうから」


隣に座って左手の薬指をいじりながら言う主任。
その手にはもう1つリングが握りしめられてた。


「で、これ。ここに、モモがはめて?」


渡されたリングを震える手で主任の左手にはめる。


「はい、これでモモのもの」


メガネの奥の瞳が優しく弧を描く。
そんな事言われたら胸がいっぱいで、やっぱり喉の奥が熱くなって、ついにこぼれた涙。


「モモ、ずっと一緒にいてくれる?」

「……はい」

 
私は主任の左手を握ったまま主任の胸の中で幸せの涙を流した。

ずっと、一緒に――


To be continued……?
< 439 / 439 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:76

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

五感のキオク~触れたくなる その肌~

総文字数/6,829

恋愛(キケン・ダーク)15ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
五感 見る、聴く、嗅ぐ、味わう、触る 5つのキオク 一目で恋した 今でも耳に残る貴方の声 忘れられないその香り 味見したら最後 触れたくなるその体 2017/11/02 小桃とむ
五感のキオク~記憶の中のアナタの声~

総文字数/7,728

恋愛(その他)23ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
五感 見る、聴く、嗅ぐ、味わう、触る 5つのキオク ちょっと大人の短編集 一目で恋した 今でも耳に残る貴方の声 忘れられないその香り 味見したら最後 触れたくなるその体 2017/11/02 小桃とむ
初恋のカケラ【3/13おまけ更新】

総文字数/444,360

恋愛(その他)820ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
初恋は実らないなんて話よく聞くけれど あの時実らなかった初恋は今なら叶うの? カケラを一つずつ拾い集めたその時――― 何かが動き出す。 胡桃澤訓歌(クルミザワノリカ)27歳。 OB会で再会した初恋の人が中学卒業記念に書いてくれた言葉。 『前途有望だった…』 片思いの彼がくれたそれに意味はあったのか聞けないまま大人になった。 もう忘れてしまったはずの初恋。 あの時止まった時間は、また動き出せるのか? 過去形だったあの言葉を現在進行形にできるのか? ・レベル上げの潤兄(相良潤季)が登場してます。 *他サイトで完結済みのものを加筆修正して章毎に更新しております。 2018/02/21~ 小桃とむ

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop