俺様野郎とパシリなあたし





後ろ姿で手をふって…。


ムカつく後ろ姿を残しながら。


「何なのアイツ!…ありえないッ!!」


あたしは、まだ新しい制服のシャツで唇をゴシゴシと拭いた。


そして怒る気持ちを抑えながら、最悪の気分で高校初めての校門をくぐったんだ…。


そんなアタシ達。


蓮との初めての出会いは、こんな感じで最悪な物として…


アタシの記憶に残ったのだった…。






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