俺様野郎とパシリなあたし
「おい女!」
いきなり何かと思えば、手を腰に置き、仁王立ちの遥稀くん。
女、女ってさっきから…
さすが、蓮の弟なだけある。
顔も遺伝してれば、性格も似てる。
あたしは遥稀くんに顔を近づけると、そのクリクリした瞳を覗き込んだ。
「あたしの名前は明菜。君は遥稀くんだから…ハル君ね?」
ポンッと頭に手を置いて少し笑うと、ハル君はそっと俯いた。
その耳は、なぜか真っ赤に染まってる。