ケーキ屋の彼

秋斗から送ってもらったサイトのページを頭に思い浮かべ開催日を確認する柑菜は、1つの提案を2人に投げかけた。


「ねえ、それって23日と24日の2日間だよね? 24日に行かない?」


秋斗と柑菜が出かけるのは23日。


だから、24日ならばこの3人で行くことができる。


「うん、いいよ」


「ええ、いいわ。それにしても、柑菜ちゃんもこのチョコレート展のこと知ってたのね」


「あ、うん……実は、秋斗さんに誘われて……」


恥ずかしいのか、歯切れの悪い話し方をする柑菜。


それを聞いた2人は顔を見合わせて、デートね、と嬉しそうに言葉にする。


柑菜は、そのデートと言う言葉に、顔を真っ赤にした。


「ちゃんとお洒落しないと。柑菜はいつもパンツスタイルだし、スカート履いてかないとね」


確かに、柑菜のすらっとした長い脚にはパンツスタイルがよく似合う。


でも、デートと言うことを考えたらやはり、スカートを履いて少し清楚な雰囲気を醸し出すほうがきっといい。

それに、よりスカートの方が女の子らしさを表現できる。


「あ、でも私スカートとか持ってないや……」


大学生活でも美術という学部がら、汚れてもいいものや作業をしやすい服をいつも着ていて、持っている服もそういうものが多い。
< 132 / 223 >

この作品をシェア

pagetop