夢を追え!!

「…はぁ、分かったよ。…その代わり、文句言わせねぇから、覚悟しとけよ」

全員の顔を見ると、自信に満ち溢れた表情をしていた。

中央に手を差し出せば、示し合わせたように重なる手。

円陣を組んだだけ。それだけでも、にやけそうになる顔を引き締めて、思いっきり息を吸う。

「ッオレたちは全国を目指す!行くぞ!!!」

「「「「おぉ!!!」」」」

掲げた手は、全員人差し指を突き上げる。

言ってなくても、目指すのは全国1。

それを分かるようなジェスチャーに、全員同時に吹き出して笑った。
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