君と、私の365日
「頼くんをいじめないで‼」


頼の前に立ち塞がる小さな仔猫。


「いやー、いじめてるわけじゃ。なあ?」


「なんで、俺に振るんだよ、春」


思わず目を背ける春と仁。


「俺は‥‥‥凛ちゃんにはいつも笑顔で居て欲しい。

俺と居て危険な目に、合わせたくないんだ。」




「凛はね、頼くんが居ればいいの。


ずっとそばに居てくれればいいの。


だから、頑張って」



その、凛とした華は


獣達の中で、笑っていた。



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