君と、私の365日
★聖也side★


「っで、どこ?」



「いや、ここら辺で女の子の叫び声聞こえたんだって」


赤色の髪をした春〈ハル〉が、近くで女の叫び声聞いたと答えた。


やぁ!!




「なあ、あれじゃない?つか、可愛いあの子」


春の呑気な声に俺は急いでソイツのとこに駆け寄った。



俺が助けた相手は、物凄く可愛かった。


色白で、華奢でパッチリお目目、長い髪を巻いてまるで人形の様なあいつ。


きっと、素顔は可愛いだろう。


怯えた顔もまた、可愛い。


そして、男から助け出した今も


怯えた表情は消えないまま…………。
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