君と、私の365日

*2度目の悲報*

「聖也、いつ帰ってくんだよ。」


新一が、マイメロの耳付き帽子を被りながら聞く。


「‥‥‥」


それ、どうなの。なんか、突っ込みたいけど突っ込めない。


トゥルトゥル‥トゥルトゥル。


新一のスマホが光る。


「もしもし、はあ?いや、そうっすけどいやいや、それないから。前も、そんなこと言ってーーえっ。分かりました。‥‥」


新一さん‥‥?


電話は切れてるのにずっと、スマホを握ったまま。


「新一さん‥?」



「聖也が、凛ちゃんのドナーを運ぶ最中に事故って。

死んだって」



はあ?


「いやいや、聖也は死なないって。実際にこないだ~「今、凛ちゃんのドナーに、聖也の臓器が使われてる。


聖也が、死ぬ間際‥花月 凛のドナーにしてくれと、お願いしたらしい。臓器提供カードもあったから、今ーーー」


はあ?あの日、ドナーが見つかったと言って飛び出して行ったあの日。


「本当に、総長が‥」ただ、涙が流れた。


< 89 / 109 >

この作品をシェア

pagetop