嘘つきなキミ(続編)
ーはやとー


俺は、病室を出てカウンセリング室へ向かった。


ーコンコン


ん?
いないのか?


ーガチャ


「あい?」


奥の事務所に進むとあいが机に伏せて寝ていた。


ったく。
俺は、あいを持ち上げソファーに寝かせた。


「っっっ!?」


あいは、こうへいの写真を握りしめ、目には涙の跡があった。


俺はあいに毛布をかけ、病室へ戻った。


くそ。
結局泣かせてんじゃねえかよ。


俺は、ベットの布団を思いっきり殴った。


はあ。
なんなんだよ。
どうしたらいいんだよ。



『今決意したばっかだろ!』


「え?」

今こうへいの声が聞こえた気がした。
違う。
今のは絶対こうへいの声だ。


ふっ
笑みがこぼれた。

あいつやってくれるじゃん。


俺は、後でもう一度あいの所へ行く事にした。





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