たとえ、涙が頬を濡らしても。



上の空…か。


俊稀って、意外とクラスのみんなを見てる…


よく、困っている人を見ては助ける…

そんな心優しい俊稀。



「ははっ!
俊稀ってほんと、よく見てるね?」


『…お前だから』


「ん?」


『いや?何も?
よし、じゃぁ1本跳ぶか!』



そうマットから飛び起きて、大きく伸びをして笑った笑顔が太陽の光に照らされて…


思わず、ちょっと見とれてしまった…




< 17 / 241 >

この作品をシェア

pagetop