同居相手はまさかの!?
第13話あの日の出来事
俺達は夕食を済ました後、片付けをしていた。


「ごちそうさまでした。」


(ちょっと…食い過ぎたか?)


彼女のハンバーグが思ったより、大きかった。


「…ごめんね。あんなハンバーグで…。」



「良いよ。腹に入れば何でもいーし。」


その時、彼女の顔がいきなり真剣になった。



(…何だ?)



「あの…。」



「何?」



「あたしに料理教えて!」


(は?料理!?)


「え?いや…俺が作るから。」


「あたしだってうまくなりたいの!だっていつまでも下手くそなままじゃダメでしょ!大人として。」


(やっぱ、変わらないな。そうゆう所…。)


彼女は昔から真面目だ。


学生の時からその事は知ってる。



「ふーん…。良いよ。じゃあ明日からな。」



俺は思わず約束をしてしまった。



「ありがとう!」


そう言った彼女の顔がすごく嬉しそうで…可愛かった。



俺は思わずドキッとした。


「…俺、風呂入れてくるわ。」

赤くなりそうな顔を抑え、逃げるように俺は風呂場に向かった。



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