同居相手はまさかの!?
第21話ハロウィンパーティー
【茉莉side】

時は経ち、10月になっていた。


カレンダーを見ると、ハロウィンが近づいていた。


毎年ウチの会社は年にハロウィンパーティーを行う。



どうやら、イベントが大好きな社長が決めた事らしい。


「皆、集まってくれ。」


課長に言われ、あたし達は課長の前に集まった。



「えーもうすぐハロウィンが近づいてる。
知ってると思うが、ウチの会社は毎年会場を借りて
ハロウィンパーティーを行う。
これはわが社長が決めた事だ。」


ええ…一見楽しそうに聞こえるでしょ?


でもこの…エロジジイ社長、


絶対女子社員にコスさせるんです。


それもまあ…ミニの


流石に28でミニはキツイあたしです…。


(ハア…去年はバニーだったからな…今年は何だろう…。)



「なんと今年からはわが男性社員もコスで参加だそうだ。藤堂君にはヴァンパイアをやって貰う。」


「ぼ、僕もですか?」


藤堂君…

藤堂君はあれ以来…あたしに会社では関わらなくなった。


家でも…少ししか会話をしない…。


あたしの心にはぽっかり穴が空いた気分だった。


「社長からの指示でな、イケメンにはヴァンパイアをお願いしたいそうだ。」


(社長…。なんつー指示を…)


「皆、よろしく頼むよ。」


そして、あたし達はハロウィンイベントに向けて色々会議を行った。
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