同居相手はまさかの!?
「それで、一度運営側に電話をしたらしいの…」


「うん」


「そしたら、一度ウチに来て話し合いしましょうってなって…後日Distinyに行ったらしいの…。」


ゴク…


あたしは唾を飲んだ。


「そしたら、何かVIPルームに入らされたらしいの
そこで…」


「…葵?」


「…二人がヤっていた最中の映像を流されたらしいの…!」


「…え?」


「茉莉、あの家は監視カメラが仕掛けられてる。
運営側はあたし達を監視してたのよ!」


「そ…ん…な」 


…あの家に監視カメラがあったなんて…。


「そ…れ…と」


「まだ何かあるの…?」


「男も共犯だった!」


「…え?」


「フィーリングした男は皆あのDistinyの部下…
つまり…【スパイ】だったのよ!」


そ…ん…な…


…藤堂君が…? 


「まさか…」


あたしは指が震えた。


「あいつらの目的は、あたし達の監視をする事、
…そして男に手を出してしまえば終わり。
比がなくてもあたし達はハメられる。
入会金は返して貰えない…。
詐欺師と同じよ!!」

そんな…


今までの行動も全部…?


全部…全部…


全ては会社の為だったの…?






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