同居相手はまさかの!?
第30話友也の幼少期
【茉莉side】


「後悔するなよ、小野田茉莉。」


森崎君に言われ、あたしはツバを飲んだ。


「…話して。」


ここまで来たら、もう踏み出すしかない。


そしてあたしは森崎君に話を聞いた。


「…俺と友也と友也の兄、和也は幼なじみだった。
昔は3人で一緒にいた。」


「お兄さんいたんだ…。」


「ああ。友也には、3歳上の兄がいた。
またその兄が、勉強もスポーツも出来る
いわゆるハイスペック?男子でよ…。
友也もそうだけどな。」


「…そうなんだ。」


(藤堂君にお兄さんがいたなんて…。)


「友也は勉強もスポーツも何でも出来る…。
だけど…。
友也はそれでは満足出来なかった。」


「…どうして?」


そしてあたしは森崎君から藤堂君の幼少期を聞いた。

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