同居相手はまさかの!?
第39話イカリソウ
【茉莉side】

高杉君は、あたしに最後にキスをした後、姿を消した。


翌日、高杉君とは連絡が繋がらなかった。


高杉君にされたあのキスだけが、まだ感触が残っている。


「小野田さん。」


「は、はい。」


水沢さんに呼ばれ、あたしはハッとした。


「どうかしたの?大丈夫?」


「あ…大丈夫です。すみません…。」


「藤堂君、大丈夫かな…?」


「…」


高杉君はあの後、どこかに消えた。


騒ぎにならないよう、とりあえず他の社員には


【体調不良で帰った】そうゆうことになったらしい。


こうして社員旅行は幕を閉じた。


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