同居相手はまさかの!?
『…藤堂君のお父さん?』

『茉莉、あの男に会ったの!?』

『…会ってないよ。』

『良い茉莉、絶対に藤堂君に会っちゃだめよ!!
あの家庭は私達の家庭を壊そうとしてるんだから!』

『…ムリだよ。』

『…茉莉?』

あたしはもう高杉君に恋に落ちた。

どんなに忘れようと思っても忘れられない…。

『茉莉!?』

プッ

ツーツーツー

あたしは電話を切った。

ダメだった。

どんなに忘れようとしても

身体が、声が、抱きしめられた腕が

あのキスが…。

忘れさせてくれないんだ。
< 430 / 504 >

この作品をシェア

pagetop