同居相手はまさかの!?
「さあ…トイレ行こう…。」



その時



「ずいぶん、親しげなんだな。」



声が聞こえた。


振り返ると、柱の所に友也が立っていた。


「友也!聞いてたの!」



「ああ…。全部な。」



「そ、そうなんだ…。」


「新郎の俺をほったらかして、他の男と一緒なんてな。」


その時、友也の顔は少し怒っていた。



(え…友也…怒ってる?)



「もしかして妬いてるの〜?」




あたしは少し意地悪をした。



(散々意地悪されたからね。たまには仕返し。)



「言うようになったじゃん。」



「え?」




その時友也があたしを手首を引っ張り腰をもった。




「ちょっと…友…んっ…。」 




そして唇が塞がれた。



「あっ…。んん…っ!」




立っていられないぐらい、激しいキスをされたあたしは身体がよろけてしまった。


ガク


「おっと。」



その時、あたしは友也に身体を支えられた。



「ハア…っ。ハア…っ…友…。何…で…」


(…こんな所で)




「…茉莉が意地悪したから仕返し。」




そう言って、友也は何事もなかったように笑っていた。



(…完全にやられた!!)




「…もう。バカバカ」


あたしは友也をポカポカ叩いた。



その時、友也があたしの手を掴んだ。


「まあ、意地悪するなら良いよ。俺がその分倍で仕返ししてやるから。」


「///!?」



耳元で言われ、一気に顔が赤くなる。




「ズルい…。ひゃ…!」



その時友也があたしを抱っこした。



「ちょっ…!」



「あれぐらいのキスで、身体フラフラなんて茉莉本当に慣れてねえんだ。」


そう言って、またあたしをからかった。

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