同居相手はまさかの!?
番外編溺愛
あたしと友也は結婚した後、完全に同居していた。



あの後、あたしは寿退社はせず、会社を続けていた。


今は、晩御飯の支度の最中だ。


ガチャ


ドアが開く音がした。



「…ただいま。」


(か、帰って来た!!)


新婚になってからもあたしはまだこの状況になれない。


あたしは玄関まで走った。


「お、お帰りなさい。」


「ああ…。」


(うっ…友也。やっぱりスーツ似合う…かっこいい…。)


友也はあの後、リーマンをしながらもお店の資金を貯めている。


そう、貯まったら私達は飲食店を開くつもりだ。


今はまだその準備中。


「何、俺の顔なんかついてる…?」


あたしは、知らないうちに友也の顔を見つめていた。


「な、何でも…。」


思わず逸らしてしまった。


「ふーん…。」


結婚してからもあたし達の関係は相変わらずだ。


その時、友也が口を開いた。



「その…格好…。」


(は!気がついた!?)


そう…あたしは今エプロンをつけている。


これは葵からのアドバイスでつけている。


その理由は…。



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