同居相手はまさかの!?
あたしは、パンプスに履き替え、家を出た。


「いきなりだったから、自前のやつにしたけど
大丈夫かな…これ…派手じゃないかな?」


不安になりながらもあたしは、駅に向かった。


カッカッカッ


しばらくして駅に着いた。


そこには、通行人がジロジロ見るくらい派手派手の葵が立っていた。


(…葵、派手だな…。気合い入ってる…。)


今から、どっかにご出勤するのかっていうくらい、

葵の格好は派手だった。



その時


「茉莉〜!こっちこっち〜!」

葵があたしに気づき、手をブンブン振りながら手招きしていた。


(うぅ〜恥ずかしい…こんな格好してるのあたし達ぐらいだよ…。)


「…お待たせ。」


「茉莉、何か地味じゃない?」


「えー…そう?」


(葵が派手すぎなんだって…!)


「葵…気合い入ってるね…。」


「当たり前よ!今日は男がわんさかいるのよ!?
探さない、待つのなんて、悠長な事言ってらんないんだから!」 

(すみません…。ブ○ゾンちえみさん…。)


「狩りをするぐらい行かなきゃ!」


…狩りって。


そう言った葵の目は、完全にハンターの目だ。


「ほら、行くよ!茉莉!」


「うん…。」


そしてあたし達は会場先まで向かった。





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