同居相手はまさかの!?
ガタ

「頂きまーす!」

そしてあたし達は料理を口に運んだ。


「やば!これ!むちゃ美味しい!ね?茉莉!」


「う、うん!」


(何これ〜お肉柔らか〜)


ギコギコ

ナイフでお肉を切っていたその時、葵が口を開いた。


「で、茉莉は何枚カード交換したの〜?」


「10枚。」


「さっすが茉莉〜!その割には何か嬉しくなさそうじゃん。」


「いや、嬉しいのは嬉しいんだけど…
ちょっと引っかかる事があって…。」


「引っかかる事って?」


「いや、実はさ制限時間が来た時、1枚だけカード残ってたんだ。」


「そうなんだ。で?」



「で、声を掛けられて交換したんだけど…。」


「良かったじゃん。」


「でも、何か向こうも残り1枚だったらしくて
多分あたしがそこにいたから声掛けたんだろうけど…。」


「え、何かやだねそれ。」


「うん…で、カード交換したんだけど
その彼の名前が知り合いの名前と一緒で…。」


「え?そうなの?」


「でもまあ名前だけだし…。
こんな所にいるはずはないと思うんだけど…。」


「まあ、漫画じゃあるまいしありえないでしょ!」


「だよねー!」


「けど知り合いって何?まさか…元カレとか?」





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