同居相手はまさかの!?
第10話再会!?
あたしは葵に全部話した。



ダバアー。


その時葵は、涙を流し黒雨になっていた。


「ちょ!葵!?」


「うっ…うっ…辛かったんだね茉莉…。」


「泣いてもらう為に話した訳じゃないんだから…。」


「泣くよ!そんな話聞いたら!あーあたしがもっと前に茉莉と知り合っていれば
クソガキどもも、その麻央って女も、鮫井?鮫田?」


「…鮫島ね。」


「あ、そうそう!鮫島だ!まとめて殴り飛ばしてやったのにいー!」


…殴り飛ばすって。怖いな…。


「でももう安心しな!これからはあたしが茉莉の側にいっから!」


「…ありがとう、葵。」


…葵に話して良かったな。


「…でもまさか…茉莉にそんな過去があったとはね…。」


「…うん。ごめんね話さなくて…。」


「や、それは全然良いんだけど…。
で、茉莉はカード交換したその彼が、さっき話してくれた藤堂君だと思ってる訳ね…。」


「…うん。」


違うとは思うけど…。


でもすごく似てた。


「まあ…そんな漫画みたいな事あるわけないと思うけど…。でももし、仮にそうだとしたら茉莉は、どうするつもり?」


「…え?」


「そうだとしたらどうするの?彼がもし茉莉を指名したら」


…考えてなかった。どうしよう…。


その時


『参加者の皆様は会場にお戻り下さい!』


声が聞こえた。



あ…休憩終わったんだ。



そうだとしたら…。どうしよう…。



「茉莉?行くよ?」


「う、うん…。」


そしてあたし達は会場に戻った。

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