皆にはナイショ♡
「和葉、少し待たせたな。秋山、副田。卒業おめでとう。良かったら今後も和葉と仲良くしてやってくれ。」

和葉の肩を寄せつつそう言うと


「うっわー、めっちゃ大人の男だわ!」

「あー、これ高校生なんかじゃ勝ち目ないな」


2人ともそんな言葉をこぼしつつ

「「言われなくとも、卒業しても友達ですからね」」


この2人も仲良しカップルだな。

「良かったな。」


そう言って髪を撫でて見つめると


「「かー、あっまー!!」」


お前らその歳でもう夫婦漫才状態だな。


「じゃ、今日はこれで返してもらうな。」

そう言って和葉と歩き出した。

「和葉、連絡するから大学始まる前にまた遊ぼうね!」


「うん、恵ちゃんまたね!」


そうして車に和葉を乗せて俺も運転席へ。


「じゃあ、行くぞ。□○ホテルのレストランにディナー予約してるから。」

運転して少ししてからそう言うと


「えぇ!!あんな高いとこ予約してくれたの?そんなにしなくて良いのに。しかも私制服なのに・・・」


「後ろに服もバックも靴も揃えてあるし、美容院にヘアメイクの予約してあるから綺麗にしてもらえ。」

そう言うと


「涼くん、ホント抜かりないよね。そゆとこ凄いと思うけど大丈夫?」


「当たり前だろ。働き出して3年になるし。俺そこそこ堅実に色々してきてるよ?」


「分かってる。ありがとう。準備してくれて嬉しい。」


そんな会話をしつつホテルに着いた。

揃えてあるものの入った紙袋を持ち、和葉と共にホテルに入る。


そして荷物と和葉を一旦美容院に預けた。
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