タイムリープ
会話とお酒を二人で一時間ほど楽しんだ後、優太の帰宅時間がやって来た。

「帰るの?」

私は、さびしそうに尋ねた。

もっと彼と一緒にいたいという気持ちはこの時間でさらに強くなり、別れが惜しい。

「本当は帰りたくないけど、母親もほっとけないんだ。なんだかんだ言って、ここまで育ててくれたからな」

母嫌を思い出したのか、優太はしんみりと言った。

優太の言葉を聞いて、私はまた母親を思い出した。
確かに最近はお酒ばっかり飲んでいて嫌悪感を抱いていて大阪の実家を離れたが、母親のことも心配するときはある。

ーーーーーーその気持ちは、分かるよ。でも、私と一緒にいて。

彼と離れるのが辛くて、私はわがままになる。
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