タイムリープ


優太と一緒に私のアパートに帰ったのは、午後7時36分だった。

日は沈み、辺りは暗くなっていた。

「ここが、梢の家かぁ」

買い物袋を両手に持って、優太は私のアパートの部屋に入った。

買い物袋の中身は、缶ビールだ。
私も優太もお酒が大好きで、帰りにコンビニで買った。

「優太は、ゆっくりしてて。私は、お酒に合う料理を作るから」

そう言って私は、台所に向かって料理を作り始めた。

大好きな優太に自分の料理を振る舞うなんて、緊張が高まる。

ーーーーーーおいしいって、言ってくれるよね?

緊張と同時に、私はこの瞬間がとてもうれしかった。

「ありがとう」

優太は私にお礼を言って、文庫本を読んで料理ができるのを待った。
< 94 / 210 >

この作品をシェア

pagetop