昼下がりの情事(よしなしごと)

彼がティーラウンジの入り口できょろきょろと、辺りを見渡していたので。

ウェイトレスのおねえさんのために上げた志郎の右手だったが、そちらのほうへ方向転換する。

すると、ハッとした顔になって、こちらへ一直線にやってきた。

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