*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
「うん。でもよかった……頭痛ってマジ辛いし。熱……も少し下がってるか」


先輩は、もう一度私の両手を握り締め、いつの間にかオデコに当てられた濡れタオルを取り手で熱を測ってくれた。


「後、気にしなくていい。俺が、居たいだけだから。……喉は? 食べれそう? 腹減ってるだろ」


もうグーグー腹ペコだけど、喉はまだまだ痛い。

だけど気にならないわけない。

彼女でもないのにいつまでも甘えてられないよね?

ダメだよね…… もう少しポーッのままがよかった。


「もう大丈夫です。食べるくらい出来ますから、早く会社に戻って下さい」


私は、想いと真逆の言葉を、弱々しい作り笑いと共に告げた。

本当は、ずっと傍に居て欲しい。

でもこれ以上迷惑掛けたくない。

それに……。

口移しのことを思い出したとたん、

顔中がカッと熱くなる。
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