*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
ボ~ッとみとれていると、彼の左のソファーにビジネスバッグと共に紺色の高級ジュエリーブランドの紙袋が置かれているのに気付く。

……きっと彼女へのプレゼントね。

あのブランドが似合う女性なら、間違いなく彼に相応しい大人の素敵な女性に違いない。

……羨ましい。

彼女と待ち合わせ?

彼女の誕生日祝いとか?

電話の相手は彼女で、今から上のスイートルームなんかで甘~い夜を過ごすのかも。

部屋には、真紅のバラの花束が届けられたりして。

頭の中で彼がバラの花束抱えて微笑む姿にうっとりしていると、突然ヒールを鳴らす音が耳に響いて
きた。
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