*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
「いらっしゃいませ」


広い店内の中央奥のガラスケースの内側で品良く微笑む店員に、先輩は引き換え用紙を差し出す。


「お願いします」


「お受取りでいらっしゃいますね。少々お待ちください」


「はい」


先輩は、店員が奥に消えて行くと、また私の右肩に手を置き耳に唇を寄せてくる。


「こんな所で支払いの件で揉めるのなしね。美愛が、気にやむ事全くないから。……俺の我儘だから」
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