*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
*合鍵奪還命令*
先輩が、ニューヨークに戻ってから早五日が経過していた。

ニューヨーク-東京時差14時間、距離約10,850km、飛行時間約13時間。

……遠い、あまりにも遠すぎる。

超どころの騒ぎじゃない。

私には、超×無限遠距離恋愛。

日本は、ニューヨークより14時間も進んでるから、今先輩の時刻は朝の6時。

こうして私が仕事を終えるくらいに先輩は朝を迎え、私が寝るくらいに先輩の仕事は始まり、先輩の仕事が終わる頃私の仕事は始まるというわけで、14時間の壁はかなり厄介だけど、先輩が合間を縫って連絡くれるのが何よりも楽しみで幸せ。

先輩は、何時でも電話してって言ってくれるけど、正直仕事中には掛け辛い。

そんな日々の中、もっぱら私の仕事後にラブコールが多いから、大好きなお風呂も出来るだけ早く
出ている。

出来ればすっぴん前に願いたいところだけど、先輩の顔見てから眠りに付ける贅沢な至福タイムに勝るものはないのだ。
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