お見合いさせられました!
あっという間に週明けの月曜日を迎えた。

朝から降り続く雨は、夕方になってもまだ止みそうにない。
オフィスの窓の外はどんよりと暗い。

こんな天気の日は憂鬱な気分になる。
偏頭痛持ちというわけじゃないけれど、パソコンの画面とにらめっこしていると、少しだけこめかみが痛い。

でも今日は夕方になるにつれて、気分が浮上していく。
久しぶりの愛ちゃんとの女子会は、少し早めの時間からスタートした。


「久しぶりの女子会にカンパーイ!」

カチャンとお酒のグラスが鳴った。


「さてと、奏美。なにがあったのか教えて」


「さっそく?」


「さっそく。ほら、話してごらんなさい」

愛ちゃんの鋭い目がキラリと光った。
まだ一口しか飲んでいないグラスを置いて話し始めた。


「日曜日にね……」

ポツリポツリと話す私を、愛ちゃんは静かに見ていた。


「……で、アメリカに戻っていった」

全て話し終わると喉が乾いて、ゴクゴクとお酒を飲んだ。
お酒があまり強くない私は、顔が赤く、熱くなってきた。
グラスを顔にくっつけてホッと一息ついた。





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