私にとって初めての恋。
2人の様子が気になり、校門の前で友人たちを見送った後束李と龍月は2人の邪魔をしないように陰からこっそり見守っていた。

「大丈夫ですかね、あの2人」
「上手くやるんでない?何だかんだ言って相性いいみたいだし」
「美陽があんな風になるのは初めてなんですよね」
「え、そうなの?」

龍月は驚く。

「そんな驚くことでもないですよ。美陽は本にしか興味なかったし友達だって私以外に作ろうとしていませんでしたし」
「そうなんだ」

束李が美陽を見守るその瞳は美陽を心配しているそれだった。

「だから、嬉しくもあり寂しくもあるんですよね。子供が自分の手から旅立っていく…みたいな?」

悲しそうに微笑む束李を龍月は後ろから抱きしめる。

「束李には俺がいるでしょ。俺は君の元を離れるつもりないよ」

その言葉と温もりに束李は少しの涙を流した。
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