Real Heart
「そうだね。ありがとう、明菜ちゃん」
素直に笑う事が出来た。
久しぶりに、本当に心から笑えた。
心につっかかっていた何かが、今、解き放たれたような気がする。
明菜が無邪気に笑う。
あの人の笑顔が重なった。
「あっ!ママだっ!!ママーっ」
明菜の視線の先を見ると
あの人のお母さんが坂を登りきったところだった。
お母さんがこちらに気づき淡く笑みを浮かべた。
優姫も微笑み、軽く礼をする。